富岳向けにRustをコンパイルして動作させる

実際に富岳でRustを使って Hello world! と印字するまでの方法を紹介します。

リポジトリ

実際に動かしてみるデモのソースコードはこちらにあります。

事前準備

シェルはbashを想定しています。ログインノードまでsshができるという前提で以下話を進めていきます。Fortran/C/C++は書いたことがあればベターですが、書いたことがなくても問題ありません。

rust toolchain

rustinitを利用して、自分の環境にRustの環境は構築しておいてください。

この時のツールチェインとして、以下のものが選べます:

  • aarch64-unknown-linux-musl
  • aarch64-unknown-linux-gnu

デフォルトのツールチェインをそれぞれに設定しても構いませんし、複数入れたうえで .cargo/config 以下に次のように記述して、プロジェクトごとに使い分けることもできます。

[build]
target = "aarch64-unknown-linux-gnu"

(以下工事中…)